元不動産屋が教える、賃貸物件の初期費用を交渉するコツ3選

賃貸物件の初期費用は、家賃のおおよそ6か月分が掛かるといわれています。

敷金礼金、仲介手数料、火災保険料など、さまざまな費用がありますが「なるべく安く済ませたい」と考える方は多いのではないでしょうか?

この記事では『初期費用は交渉できるのか?』という疑問、また元不動産屋の目線から『賃貸物件の初期費用を交渉するリアルなコツ』をご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

賃貸物件の初期費用って交渉したら安くなる?

賃貸物件の初期費用とは、月々払う家賃とは別に、入居時にまとめて払う費用のことを言います。

その内容は敷金・礼金、仲介手数料、前家賃、火災保険料などが主になりますが、契約する物件によってさまざまです。

そもそも賃貸物件の初期費用って交渉できるの?

初期費用の交渉ができるのか、また交渉しやすい項目や交渉しにくい項目について解説していきます。

時期や内容次第で交渉も可能

賃貸物件の初期費用ですが、時期や内容次第では交渉が可能です。

後ほど詳しくお伝えしますが、交渉をするには物件探しのシーズンが重要となります。

オーナー
オーナー

今の時期はすぐに入居者が決まるから、交渉には応じないわ

また、『どの費用を交渉するか』によっても、交渉の成功率が変わってくるでしょう。

交渉しやすい項目と交渉しにくい項目

初期費用の内容には、交渉しやすい項目と交渉しにくい項目があります。

交渉しやすい項目
  • 仲介手数料
  • 礼金
  • フリーレント1
  • 家賃または共益費

最も交渉がしやすい費用が『仲介手数料』です。

入居予定者が直接交渉をする相手は仲介会社となりますが、仲介手数料は初期費用の中で唯一、仲介会社のさじ加減で減額ができる費用です。

また、礼金やフリーレントについても他に比べて交渉がしやすい費用といえます。

家賃や共益費については、時期や貸主によって交渉の余地があるのかが、大きく異なりますが、数千円程度、減額を検討する余地を残して賃料設定をする貸主もいます。

交渉しにくい項目
  • 敷金
  • 火災保険料
  • 鍵交換費用
  • 保証会社費用
  • 24時間サポート2など付帯サービス費用

敷金については、退去時の原状回復費用にあてられるものとなりますので、減額や免除が出来たとしても、入居時の敷金の支払いが、退去時のクリーニング費用の支払いに変わるだけといったイメージなので、お得感はあまり無いですよね。

火災保険料、鍵交換費用、保証会社費用については、一律で決まった金額となるケースが多く、減額は難しいでしょう。

一方、24時間サポートなどの付帯サービスについても金額が一律で決まっていることが多いため、減額は難しいですが、その費用が契約に必須かどうかを確認することで、免除してもらえる余地はあるかもしれません。

24時間サポートは任意加入なら、不要です!

このように初期費用の内容には、交渉しやすい項目と交渉しにくい項目があります。

しかし、これについては担当営業マンとのコミュニケーションがしっかりとれていれば、その時々で最適なアドバイスをしてもらえるでしょう。

賃貸物件の初期費用を交渉するコツ3選

賃貸物件の初期費用を少しでも安くするためのコツを、3つに分けてご紹介していきます。

① 部屋探しのシーズン選び

賃貸業界には、引越しシーズンとなる『繁忙期』比較的お部屋探しをする人が少ない『閑散期』が存在します。

繁忙期:1月~3月/9月

閑散期:7月~8月/11月~12月

初期費用の交渉を重視するのであれば、閑散期のタイミングを狙いましょう。

この時期の引越しが難しい場合にも、最も部屋探しをする人が多い1~3月の時期は避けることをおすすめします。

初期費用や家賃を下げなくても、入居者が決まるこの時期に、交渉に応じてくれる貸主は少ないです。

② 交渉のタイミング

初期費用を交渉したいと考えたときに、最もいい交渉のタイミングは『申込直前』です。

そして申込直前に最も交渉しやすい内容が、仲介手数料の割引です。

2社以上の仲介会社を回っている場合は、他の仲介会社から提示された割引と同じだけ割引をしてもらうような交渉ができればベストです。

そして、いざ申込となった際には仲介会社へその他の初期費用の交渉をお願いしましょう。

どのくらい減額してほしいのか等を仲介会社へ伝え、仲介会社から貸主または賃貸管理会社へ交渉をしてもらいます。

審査通過後の交渉には応じてもらえない可能性があるので、少なくともここまでには希望を伝えるようにしましょう。

③ 仲介営業マンと良好なコミュニケーションを築くこと

入居予定者が初期費用の交渉をする相手は、仲介会社の営業マンです。

仲介会社としては、仲介手数料を除いて、入居予定者から希望された内容を、貸主または管理会社へ交渉する必要があります。

部屋探しの段階からいいコミュニケーションがとれていれば、その後の交渉もスムーズにしてもらえる可能性が高いですが、お客さんだからといって横柄な態度を取っていたりすると、当然心証が悪くなり、結果的に交渉がうまくいかなくなるかも知れません。

また、物件探しの段階で初期費用の希望金額や、なるべく安く抑えたい旨を伝えておくと仲介会社の営業マンとしても対応しやすくなりますよ。

希望をしっかり伝えて、担当営業マンとはいいコミュニケーションを取ろうね

【まとめ】賃貸物件の初期費用の交渉で大切なことは3つ!

賃貸物件の初期費用の交渉で大切なこととして、以下の3つをご紹介しました。

  • 部屋探しのシーズンはなるべく『閑散期』を狙う
  • 交渉は『申込直前』に行う
  • 仲介営業マンと良好なコミュニケーションを築く

見落とされがちなことは、仲介営業マンとのコミュニケーションの部分です。

私はいつも物件探しをする際は、2社以上の仲介会社を回ることをおすすめしています。

比較をするのは大切なことですが「あそこの仲介会社は割引してくれたのに、なぜ出来ないんだ!」などと横柄な態度をとるお客さんに対して、交渉を頑張ろうと思う営業マンはいません。

『相手は自分を写す鏡』だと思って、いいコミュニケーションを取るようにしてくださいね。

みなさんのお部屋探しが納得のいくものであるよう祈っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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