繁忙期の部屋探し|成功した人・失敗した人のリアル体験談6選

賃貸物件が争奪戦となる繁忙期(1月~3月)ですが、スムーズに理想の部屋を決める人がいる一方で、なかなか決められずに物件がどんどんなくなってしまう人もいます。

今回は実際に賃貸仲介の営業マンとして、繁忙期を何度も経験してきた私の経験から、繁忙期の部屋探しを『成功させた人』と『失敗した人』のそれぞれのリアルエピソードをまとめました。

繁忙期に部屋探しを考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

なつ
なつ

特に“失敗した人”のエピソードは、読むだけでも回避できるのでぜひ参考にしてくださいね!

繁忙期の部屋探しを“成功させた人”のエピソード3選

物件が取り合いになる繁忙期でも、スムーズに部屋探しを成功させる人はたくさんいます。

ここでは、実際に私が担当したお客さまで印象的だった『成功事例』を3つご紹介しつつ、それぞれの『成功に繋がった行動』『真似できる再現ポイント』を解説します。

みなさんの部屋探しにも活かせる内容なので、ぜひ参考にしてくださいね。

Case1|事前準備が上級者!内見1件目で決断できたご夫婦

自ら物件を探していたお客さまで、物件検索サイトを通してお問い合わせ。

「すでに目星をつけている物件があるが、希望する条件にあう類似物件があれば紹介してほしい」と、ご依頼をいただきました。

お客さまからのメール:

物件サイトから問い合わせをした以下の物件が、今のところ第一希望です。

https://www.xxx.com/

希望条件にあう類似物件があれば、ご紹介をお願いします。

・〇〇線△△駅~✕✕駅で徒歩15分以内(希望は10分ですが好条件の場合は15分まで検討します)

・2LDK以上が必須(夫婦それぞれに部屋が必須・各部屋は狭くてもOK)

・マンション希望

・築年数は20年以内が希望

必須条件は、2LDK以上・エリア・駅からの徒歩分数です。

それ以外の条件は少しであれば緩和ができるので、良い物件があればご紹介ください。

入居時期は3月下旬が希望ですが、早まってしまう分には許容したいと思います。

よろしくお願いいたします。

このメールを受信して、すぐに問い合わせ物件にまだ空きがあることを確認。

このお客さまは、希望条件やその優先順位が完璧に整理されていて、【条件+問い合わせ物件】を見れば、お客さまの好みが私にもよくわかりました。

私からもおすすめ物件を数件を紹介するとともに、繁忙期ですぐに埋まってしまう可能性が高い旨をご説明し、日程調整。

内見は計3件予定していましたが、あらかじめお客様が調べていた第一希望の物件をはじめに見て、「やっぱりこれが1番いい」とのご判断で、1件の内見で無事決定されました。

成功に繋がった行動

  • 希望条件、優先順位を明確にしている
  • 事前に物件検索サイトを使って物件を調べている
  • 繁忙期の空室状況の変動が激しいことを理解し、即決している

再現ポイント

「希望条件の優先順位を明確にする」「事前に自分でも物件を調べる」といった事前準備が成功のカギ!

👉繁忙期の“事前準備”について知っておきたい方はこちらの記事で詳しく解説しています。

Case2|平日にZoom打ち合わせ!週末の朝イチ内見でチャンスを逃さなかったお客さま

2月中旬の週末でご予約をいただいていたお客さま。

当日は朝イチのご予約でしたが、2月中旬は繁忙期の中でも最も空室状況の変動が激しい時期のため、内見をメインにできるよう、事前打ち合わせをご提案しました。

遠方からのご来店で当日までお越しいただくことが難しかったので、事前に電話やZoomのやり取りを行い、以下のことを進めました。

  • 条件の整理、疑問点(土地勘など)の解消
  • 物件のご紹介
  • 内見物件の選定

これによって当日は来店の必要がなくなったので、朝イチに物件現地待ち合わせへ変更

第一希望の物件の周辺環境を私との待ち合わせ前に確認されていたことで、室内を見てすぐに物件決定をすることができました。

成功に繋がった行動

  • 固まっていない条件や疑問点を事前に相談
  • 内見を現地待ち合わせにして、周辺環境の確認を自分のペースで行う

再現ポイント

繁忙期の週末は特に物件がなくなる!週末の予約は“早めの時間”&“物件現地待ち合わせ”がコツ

Case3|“空家賃”覚悟で1月上旬から部屋探しをスタートさせた新社会人のお客さま

春からの新入社員のお客さまで、職場から通いやすいところへ引越しをしたいというご依頼。

1月上旬にお問い合わせをいただきましたが、まだ大学の授業が残っていることやアルバイトがあることから、3月中旬までは引越しが出来ないということでした。

今いい物件が見つかった場合、早めに家賃発生が始まってしまう可能性がある旨をご説明したところ

「繁忙期の部屋探しで失敗した経験があるから、“空家賃”覚悟で今から探したい」

ということでした。

結果、1月中旬頃に職場から程よい距離で新築物件の募集がでて、無事その物件で決定しました。

3月中旬に完成する新築物件だったので、“空家賃”の発生もなく、とても満足されていました。

成功に繋がった行動

  • 空家賃の発生を許容して、早めの部屋探しをはじめる

再現ポイント

繁忙期にいい物件を選ぶには、ある程度の“空家賃”も覚悟が必要。新築やフリーレント付き物件に出会えれば空家賃を防げる可能性も!

注目

新築物件をはじめ、繁忙期は『内見できない』物件が増加します。

“内見せずに決める”ことを検討すると、選べる物件の幅が広がるかもしれません。

👉 “内見なし”での契約に不安がある方はこちらの記事を参考にしてくださいね。

繁忙期の部屋探しに“失敗した人”のエピソード3選

繁忙期は、“ちょっとした判断の遅れ”“情報不足”が原因で、部屋探しが難航してしまうケースが多くあります。

ここでは、実際に起きた『失敗エピソード』を3つご紹介し、『なぜ失敗してしまったのか』『どうすれば避けられたのか』を具体的にまとめました。

同じような失敗をしないためにも、チェックしてくださいね。

Case1|家族への共有に時間がかかり、部屋探しが白紙に・・

転勤に伴う転居で部屋探しにご来店された男性。

家族での転居でしたが、仕事でこちらに来ていたタイミングで部屋探しをしていたため、一人でご来店されました。

事前にご自身でも物件を探されていたため、内見まではスムーズに進みましたが、計3件の内見物件のうち、どれにするかは家族と相談するとのことで保留に。

たくさん写真を撮ったり、こまかく部屋の採寸等をされて、ご家族に共有できる準備はしっかりされていましたが、時期は繁忙期。

空室状況の変動が非常に激しいことはご説明していましたが、家族会議が難航したようで、お返事は一週間後となりました。

そして3件のうち、第2希望まで候補をいただいた時には、すでにどちらの物件も申込済み・・。

もう1件は検討外とのことで、部屋探しを一からやり直すこととなりました。

このお客さまが失敗した理由

  • 家族と一緒に内見できなかった
  • 内見から決定までに時間が掛かってしまった

避けられたポイント

決定権がある家族などが他にいる場合は『一緒に内見』or『その場でZoom等を繋ぐ』ことで即断できる準備を!

Case2|2日間にわたる内見で迷走!希望物件もなくなり散々だったお客さま

更新に伴う部屋探しで来店された、単身用マンションを探す女性のお客さま。

エリアの希望が非常に広く、計7件あった希望物件を一日で回ることが難しい状況に。

7件ある候補物件は、すべて見てから判断したいというご希望で2日間かけて内見をしました。

ご案内の途中で申込がはいってしまった物件もあり、最終的に6件の物件を回り終わったのは2日目の午後。

ここから6件のどれが良かったかを検討されていましたが、迷走状態に・・。

一旦持ち帰り、翌週に「1日目に見た候補の高い物件をもう一度見たい」とのことでご希望をいただきましたが、その時にはすでに申込済み。

更新時期が迫っていたため、最終的にはまだ空室があった物件の中から決定しましたが、あまり納得はいっていないようでした・・。

このお客さまが失敗した理由

  • 希望条件や優先順位が曖昧だった
  • 2日間かけて内見をすることで、物件が埋まるリスクが高まった
  • 内見数が多くなり、はじめの方に見た物件の印象が薄れてしまった

避けられたポイント

繁忙期は焦ることもあり、内見数が多いと迷走の原因に・・。『内見物件の選定』までに重きを置いて、内見は最終確認くらいがちょうどいい!

Case3|新築物件に決定も、入居が間に合わないトラブルに見舞われたお客さま

春からの大学進学で、お母さまと一緒にご来店された学生のお客さま。

大学近くで新築物件の募集がでており、条件に合っていたため、その物件を第一候補に。

しかし懸念となったことが、その新築物件の管理会社より

  • 工事を進めているが、トラブルがあり工事が少し遅れている
  • 3月下旬の入居に間に合わない可能性が僅かにある
  • 入居が遅れたとしても、重複家賃やホテル代などの負担はできない

といった案内があり、これらのリスクをお伝えしました。

遅くとも3月中には入居したいということでしたが、希望度も高かったため、そのまま物件決定。

あとから聞くと「まだ時間もあるし間に合うだろう」という気持ちがあったようでした。

結果的にこの物件の工期は大幅に遅れ、大学の入学式にも間に合わず・・。

貸主側の費用負担はできない条件だったので、一時的なホテル利用も難しく、しばらく距離のあるご実家からの通学となりました。

このお客さまが失敗した理由

  • 「間に合うだろう」で、借主不利な条件で強引に契約を進めたこと

避けられたポイント

新築物件や退去予定物件など、△△日入居予定には要注意。必ずしも『間に合わない=費用負担してもらえる』訳ではないので、条件確認のうえ、リスクをしっかり理解しよう。

【まとめ】成功する人・失敗する人の違いとは?

繁忙期の部屋探しで、成功する人と失敗する人の差は“運”ではなく、事前準備や判断スピードによるところが大きいです。

繁忙期に部屋探しを成功させるお客さまの特徴として、

  • 希望条件や優先順位が明確
  • 事前に自分でも物件情報を収集している
  • 即断即決が必要になることを理解している
  • オンラインツールを活用している
  • 負担する費用面についてあらかじめ許容範囲を決めている

といったことが共通しています。

反対に失敗したり、苦戦するお客さまには、

  • 判断が遅れて物件が埋まってしまう
  • 希望条件や優先順位の設定が不十分
  • 内見する物件が多いことで迷走する

といった傾向が目立ちます。

繁忙期は、物件の動きが他の時期とはまったく違います。

だからこそ、

『事前準備』や『スピード感』がとても大切です。

この記事を読んで、繁忙期の成功イメージをしてもらえれば嬉しいです。

今回ご紹介した実例を踏まえて、繁忙期の特徴・準備や対策・向き不向きなどをまとめた記事も公開しています。

「繁忙期の部屋探しに不安が残る方」や「どう動くべきか迷っている方」は、ぜひこちらも参考にしてください。

👉 賃貸の繁忙期でも失敗しない部屋探し|時期・注意点・向いている人を元不動産屋が解説

みなさんの部屋探しがうまくいくことを心から願っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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