一般的に猫可の賃貸物件は、とても数が少ないといわれています。
愛猫との暮らしのために、苦労して猫可物件を見つけたという方も多いと思いますが、契約上で猫が飼えるからといって、油断は禁物です。
実際に、賃貸物件での猫の飼育に関わる騒音トラブルは起こっています。
猫の騒音トラブルを心配する方に向けて、トラブル事例や騒音対策について詳しく解説していきます。
猫可賃貸でも騒音トラブルは起こる
「猫可物件で契約したのに、なんで騒音トラブルが起こるの?」と思う方もいるかもしれません。
これには、猫可物件の意外な落とし穴と、猫が出す音について、また住んでいる賃貸の建物構造が大きく関わってくるのです。
『猫可賃貸』と『ペット共生型賃貸』の違い
猫と一緒に住める賃貸物件には、『猫可賃貸』と『ペット共生型賃貸』の2種類があります。
不動産仲介会社へ行って、猫可物件で物件探しを依頼をした場合、基本的にはどちらも紹介してもらえますが、最終的に契約する物件が、『猫可賃貸』か『ペット共生型賃貸』かによって、騒音トラブルの起こりやすさが変わってきます。
- ペット飼育がオーナーさんに認められている物件
- 設備は一般物件と同様
- ペットを飼っていない人も住んでいる
- ペットと入居することを前提に建てられた物件
- ペット飼育をするための設備が整っている
- 入居者はペット飼育をしている人がほとんど
ペット共生型賃貸は、ペットと入居することを前提としている賃貸であることと、周りもみんなペット飼育をしていることから、猫可賃貸と比べて、騒音トラブルが起こりにくいのです。

ただペット共生型賃貸は、猫可の物件よりも更に数が少ないんです・・
猫のジャンプ音や鳴き声は意外に響くことも・・
猫の運動不足解消や、高さのある場所を作ってあげるために、キャットタワーを置いている方も多いと思います。
このキャットタワーから降りる際の「ドンッ」という音が、飼い主が思っている以上に、下の階に響いていることはよくあります。
換気で窓を開けているときや、そもそも壁の薄い物件であれば、近隣まで猫の鳴き声が響いてしまっている事もあるでしょう。
聞きなれている飼い主からするとそうストレスにならない猫の鳴き声も、猫を飼っていない人からするとストレスに感じる事があるということを理解しておきましょう。
建物の構造別での音の伝わり方の違い
猫の騒音トラブルには、賃貸物件の構造が大きく関わってきます。
賃貸は住んでいる建物の構造で、行うべき防音対策がまったく異なってくるのです。
| 構造 | 特徴 |
|---|---|
| 木造(W造) | もっとも防音性が低く、生活音が響きやすい |
| 軽量鉄骨造(S造) | 木造よりも優れているものの、防音性は△ |
| 重量鉄骨造(S造) | 軽量鉄骨より防音性に優れているが、足音や振動を伴う音は聞こえる |
| 鉄筋コンクリート造(RC造) | 防音性や耐震性に優れていて、大きな音や振動でなければ聞こえない |
| 鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC) | 最も防音性に優れていて、近隣の音はほとんど気にならない |
実際にあった猫の騒音トラブル事例
実際に猫可賃貸で起きている、騒音トラブルの事例を3つご紹介していきます。
猫による“深夜の運動会”で上下階トラブル

上の階から、深夜になるとドンドンと音がしてうるさい!
上階の住人が飼っている猫が、深夜になると走り回ってしまい、下階の住人からうるさいと苦情がはいるケースです。
猫が走り回ったり、飛び降りた時の着地音は、振動音として下の階へ伝わり、自分が思っているよりもずっと大きな音として、響いてしまっているケースが多いです。
夜になると極端に活発になる猫には、深夜帯を避けた時間に運動をさせる習慣をつけましょう。
留守番中の鳴き声で近隣トラブル

昼も夜もずーっと鳴いてて、うるさーい!
飼い主の外出中、猫が寂しさから鳴き続け、隣の住人から「昼間も夜もうるさい」と苦情がはいるケースです。
発情期の前後や引っ越し直後の環境変化が原因で、鳴き続けてしまう猫もいます。
特に、猫の夜鳴きについてはトラブルになりやすいです。
少しずつお留守番の練習をしたり、避妊去勢手術を行うなど対策しておきましょう。
多頭飼いによる足音の増加によるトラブル

とにかくバタバタ走り回る音が、うるさいっ!
猫を2匹以上飼っていると、追いかけっこで家具にぶつかったり、飛び跳ねたりする音が1匹の時よりも増えます。
これはまさに我が家のパターンで、夜中になるたびに大運動会が始まり、困った時期がありました。
我が家は、日中や夕方に遊ぶ時間をとって、起きている時間を長く、体力を消耗させてあげることを続けていると、サイクルが私たちと同じになってきて、深夜に走り回ることは少なくなりました。
猫の騒音トラブルを防ぐためにできる事3選
賃貸物件でトラブルが起きると、最悪の場合、引越しを余儀なくされるかもしれません。
そんなことにならないように、猫の騒音トラブルを防ぐためにできることを3つご紹介します。
建物構造にあった防音対策を
ご紹介した通り、建物の構造によって防音性は大きく異なります。
木造物件で猫を飼育する場合は、防音対策は特に入念に行うようにしてください。

木造住宅で2階の場合は、下の階へ音や振動がなるべく伝わらないように対策を!
防音アイテムを活用する
騒音トラブルで特に多いのは、猫が走り回ったり、飛んだりする時の音や振動です。
これらは、フローリングにジョイントマットや少し厚みのあるペットマットを敷くだけでも対策になります。
ペットマットは、フローリングで猫がすべるのを防いだり、粗相対策にもなりますので、防音対策をする際には、優先的に検討してみましょう。
また、ペットマットや100均などで売っているジョイントマットの下に、防音シートを使うと、しっかり下階への防音対策になって安心ですよ。
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去勢・避妊手術やお留守番に慣れさせることで鳴き声対策を
去勢手術や避妊手術を行っていない猫は、発情期に大きな声で鳴き続けることがあります。
オス猫は去勢手術を行わないことで、スプレー行動1を起こしやすくなり、賃貸物件の場合は、退去時の原状回復でもトラブルになるおそれがあります。
また、引越し直後や、お留守番に慣れていない猫は、不安から鳴き続けてしまうこともあります。
引っ越し後のケアや、お留守番が必要な場合も徐々に時間を延ばすなどの工夫をして、猫の鳴き声による騒音対策を取るようにしましょう。
【まとめ】賃貸で起こりやすい騒音トラブルと防止策
賃貸物件での騒音トラブルとその防止策について、ご紹介してきました。
猫の騒音トラブルの多くは、音や振動が伝わらないよう、床への対策を行う事で防げます。
愛猫の鳴き声がひどいという場合には、まず去勢手術や避妊手術を検討してみてください。
また、留守番やひとりの時間には徐々に慣れさせることや、運動量、食事の量や時間を工夫することで改善することもあります。
引越しは、大きく環境が変わることで、ストレスを感じる猫が多いです・・。
今まで問題行動のなかった猫でも、環境が変わることで騒音に繋がる行動をとる場合もありますので、引越し後は愛猫の様子を注意深く、見守ってあげてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
- 強いにおいのおしっこを噴射してマーキングする行動 ↩︎

